english

Acrasis

Acrasis は、アメーバ状の単細胞として増殖したあと集合して子実体を作るので、細胞性粘菌の仲間とされてきたが、他の細胞性粘菌と非常に違うところが多い。例えば個々の細胞は大きく、葉状仮足を伸ばして非常に速く動く。また集合の過程に走化性は働いていないように見える。 分子系統的解析の結果も Acrasis が他の細胞性粘菌とは系統的に大きく離れ、原生動物に近いことを示している。

Acrasis の子実体は樹のような形をしていて(ピンクなので珊瑚のようにも見える ―>写真)、その先端だけではなく枝や幹に当たる部分の細胞も発芽してアメーバ状の細胞が出てくる。


Back to movies page