KDG Archive — Redirected from the former Kyoto Dictyostelium Group Website

簡易検索表

  • Bonner (1967) にとりあげられている9種に Dictyostelium rosarium を加えた10 種の特徴を検索表の形にまとめたものです(Acytostelium leptosomum のかわりに,ゲノム情報が公開されている A. subglobosum を挙げてあります).
  • 系統関係をあらわしたものではありません.
  • この表で P. pallidum または D. mucoroides に当てはまる種が実際には多数あります.
↓写真をクリック
子実体は極めて繊細で小さく(高さ 1.5 mm 以下)叢生する,柄は細胞を含まず非常に細い Acytostelium 属
子実体の高さ 0.6 mm 以下.胞子は球型 A. subglobosum
子実体の柄には等間隔に輪生枝が生じる Polysphondylium 属
胞子塊は無色(白く見える) P. pallidum シロカビモドキ
胞子塊は紫色を帯びる P. violaceum ムラサキカビモドキ
子実体の柄に側枝はない(一部の種で不規則な分枝が見られることがある) Dictyostelium 属
子実体は小さい
移動体は柄を作らずに移動し,非常に細長い.子実体は高さの揃った束状(高さ 1 mm 以下) D. polycephalum カンザシタマホコリカビ
子実体(1.5 mm 以下)は叢生する.相対的に胞子塊は大きく柄も太い.胞子は長卵型 D. minutum コタマホコリカビ
子実体(2 mm 以下)は叢生する.相対的に胞子塊は小さく柄も細い.胞子は球型 D. lacteum
子実体は大きい.胞子に極顆粒がない
移動体は柄を作らずに移動する.子実体の基部に基盤 (basal disc) を持つ.成熟した胞子は黄色味を帯びる D. discoideum キイロタマホコリカビ
子実体の柄に数珠状に胞子塊ができる.胞子は球形 D. rosarium ツユタマホコリカビ
成熟した胞子は紫から黒 D. purpureum ムラサキタマホコリカビ
胞子塊は無色 D. mucoroides タマホコリカビ

References
  • Bonner, J. T. (1967) "The Cellular Slime Molds", 2nd edition. Princeton University Press, Princeton, N.J.
  • Raper, K. B. (1984). "The Dictyostelids". Princeton University Press, Princeton, N.J.
  • Hagiwara, H. (1989). "The Taxonomic Study of Japanese Dictyostelid Cellular Slime Molds". National Science Museum, Tokyo.
Archive Top — http://cosmos-kyoto.net/archives/